百葉箱

教育に関する記事を書きます。日々奮闘する教員の皆様を全力で応援します。

宿題チェックのやり方どうしてる?効率的な丸付け・確認方法とは?

こんにちは! 小学校教員の直樹です。

 

 クラス開きに向けて、準備は進んでいますか?学級経営において、宿題のチェック方法って重要ですよね。私も宿題のチェックをどのようにすれば効率的なのか日々考えています。先生によってやり方は様々なので、自分に一番あったやり方をするのがいいと思います。そのために、私もいろいろな先輩の先生に聞いていました。そんな中でも一番いいと思ったやり方を紹介します。

 

 朝にすべて終わらせてしまう方法

  1.  子どもは朝教室につくと、まず連絡帳を書きます。
  2. かけた子から、連絡帳と宿題を開いた状態で先生の所へ持っていきます。
  3. 先生はその場で丸付けと連絡帳を見て、名簿にチェックをしていきます。
  4. チェックが終わり、ランドセルの片づけが終わった子から遊んでよいことにします。

このやり方のデメリットは、

  • 先生が必ず子供よりも早く教室にいる必要がある。
  • 子どもたちが朝遊ぶ時間が少なくなる。

などがあげられます。

逆にメリットは、

  • 連絡帳に書かれた親からの連絡を見逃しにくい。
  • 昼からの自由な時間が増え、子供とのコミュニケーションの時間が増える。
  • 宿題をやってきていない子やお直しもその場でやらせることができ、朝の段階で全員が宿題をやってきている状態にできる。

 

もしこのやり方を試すなら、子供から、「朝の遊ぶ時間が無くなるのが嫌だ」という意見が出てくるかもしれません。そのようなときは、

「その代わり、帰りの時間はきっちり終わる」ということを子どもと約束しましょう。先生が時間をしっかり守る態度を見せれば、子供も納得してくれるでしょう。

 

以上、私が一番いいと思う宿題チェックのやり方でした。新年度に向けて学級のルールを考えていく上での参考になれば幸いです。

 

明日からも頑張っていきましょーう!!

 

 

今年度、希望の担任になれなかった先生へ

お疲れ様です。小学校教員のなおきです。

 

 今年度初出勤お疲れ様です。新年度になり、学校では学校内での担任発表がありましたね。発表の前には皆さんそれぞれ「この学年を担任したいな。」とか「あの先生と一緒に組みたいな。」など思いがあったかもしれません。希望通り、学級担任を持てたらうれしいですよね。しかし、中には「本当は担任を持ちたかったけど担外(専科・特別支援学級など)になった」という人もいるのではないでしょうか。

 

 熱意のある先生は、「担任を持って、いろいろな教育実践をしたい。」という思いを持っている人が多いと思います。担任を外れてしまうと少し悔しく感じてしまいますよね。特に、前年度がうまくいかなくて、次の年に担任を外れてしまった場合、「自分はクラス担任は向いていないのではないか」と悲観的になってしまいます。

 

 しかし、そんなことは気にしなくても大丈夫です。クラス担任だけが学校の仕事ではありません。また、どの学年の担任になっても、「目の前にいる子どもたちを笑顔にて楽しく学校にきてもらう」というような私たち教師が目指すものは一緒です。

 

 自分が与えられたポジションで、自分は学校・子どものために何ができるかを考えて行動しましょう。今のポジションでも実践できることや、周りの先生のためにできることはたくさんあるはずです。

 

 担任を外れたことによって仕事がいつもより早く終われるようになったのであれば、ラッキーです!その時間を自己投資の時間に回しましょう。本を読んでみたり、教材研究などの時間にあててみるのもいいでしょう。ともに研鑽を積んでいきましょう。

 

 それでは、明日からもお仕事頑張っていきましょーう!

学級開き、黄金の三日間にすべきこと三選

 こんにちは!小学校教師のなおきです。

 

 学校の先生方は、3学期も終わり、ほっとされているのではないでしょうか。

しかし、春休みって新学期の準備があり、意外と休めないですよね。また、新しい学級や学校など、環境が変わり、不安が大きいのではないでしょうか。

 この時期、一番考えることといえば、新年度の学級開きについてですよね。私もこの土日、学級開きについてのセミナーに参加しました。

 セミナーで聞いたことや、自分の経験も交えて学級開きで大切なことについて書きたいと思います。

 

黄金の三日間に何をする?

 新年度が始まってからの三日間をよく「黄金の三日間」と言いますよね。

この三日間にすべきことは以下の三つだと考えています。

  1. 信頼関係をつくる
  2. システムとルールを作る
  3. 楽しい活動を少し入れる

 

1 信頼関係を築くためには…

 信頼関係を作るための一番の近道は、子供の名前を覚えることだと思います。自分のクラスの名簿をもらったら、すぐに暗記してしまいましょう。私は名簿を寝る前に見て唱えたりして、何とか新学期1日目までに覚えていました。一日目で自分の名前を読んでもらった子供は、

「お、あの先生すごいな。」

と思ってくれることでしょう。

 また、笑顔を絶やさないようにしましょう。たいていの子どもたちは、四月の初めはとてもおりこうさんです。言ったことを素直に聞いてくれることが多いです。当たり前のことでも、きちんとできていることを褒めましょう。

 逆に、子供が問題行動を取ったときは、毅然とした態度で対応することが必要です。子どもは「やさしい」だけの先生は信頼しません。クラスで人の迷惑になることをしている人をきちんと叱ってくれないと、「この先生で大丈夫だろうか。」と不安を感じてしまいます。

 

 先生の自己紹介をするときは、パワーポイントなどを作っておくことがおすすめです。自分の好きなことを語るときに、その言葉の裏に、隠れたメッセージを入れるようにしましょう。例えば、

「先生が好きなものを紹介します。」

  • きれい好き→(教室をきれいに保ちたい意思表示)
  • 趣味→(子供がなるべく食いついてくれそうなもの)
  • 知的な楽しさが好き→(下品な言葉を使ってほしくない)
  • 無駄なく動きたい→(時間を大切にしてほしい

2 システムとルールを作り出すためには…

まず、先生が叱るポイントを伝えることが有効です。例えば、

  • 命に関わることをしたとき
  • 相手の心や体を傷つけたとき
  • 何度言っても直そうとしないとき(回数は子供たちと相談して決めても良い)

 叱るポイントを前もって伝えておくことによって子供たちも安心します。

そのほか、朝来た時のルーティーン、挨拶の仕方、日直、係などのルールも決めていきましょう。

 特に大事なことは、「いじめは絶対に許さない」ということをつたえることです。はっきり伝えることによって、子供は安心します。

 

3 楽しい活動とは…

 学級開きにおすすめの活動は、定番ですが、バースデーチェーンです。誕生日が速い人順に、先生の横から円になるように並んでいって、大きな円を作ります。高学年では、「しゃべらないで、指だけで伝えてやってみよう。」などの縛りを入れても面白いでしょう。円を作るまでの時間をはかり、「〇秒でできたね!すごい!」とほめましょう。

 

 バースデーチェーンで円になったあとは、そのまま、自己紹介リレーをしてもいいでしょう。

「〇〇が好きな山田です。」→「〇〇が好きな山田君の隣の、◇◇が好きな田中です。」というように続けていきます。最後に先生が、全員の好きなものと名前を暗記して、最初から言っていと、「おお~先生すごい!」となります。少し間違えても笑いになると思います。

 

以上、私が思う、学級開きで大切なポイント3選でした。新学期に向けてどんな準備をするのか考える参考になれば幸いです。

 では、残りの春休み、しっかり休んで、新学期のスタート、頑張りましょう!