百葉箱

教育に関する記事を書きます。日々奮闘する教員の皆様を全力で応援します。

子どもの名前の呼び方について

こんにちは!小学校教員のなおきです。

 

 子どもの呼び方って、先生によって様々ですよね。私の学校では特に制限がないので、苗字にさんづけで呼ぶ先生、下の名前で呼ぶ先生、時にはあだ名で呼ぶ先生など様々です。

 

 教師にどのように呼ばれるのかというのは、子供は結構気にしています。教師は子供の名前の呼び方には気を付けるべきです。人によって下の名前で呼ぶ子と上の名前で呼ぶ子の違いがあると、「なんで自分だけ下の名前で呼ばれないんだろう」と気にしてしまう子もいます。

 私は、授業中に指名するときは苗字にさん付けで呼ぶようにしています。授業以外の時間に雑談をするときには、下の名前で呼んでいます。

 

 その先生のキャラや子どもとの関係性によって違うと思うので、一概には言えませんが、子供は先生から下の名前で呼ばれると嬉しいと思う子が多いと思います。

 

 名前を呼ぶときの自分なりのルールをしっかり考えて子どもと接することが大切です。

 

それでは皆さん、明日も頑張りましょーう!

ランニング通勤のススメ

こんにちは!小学校教員のなおきです!

 

皆さんはどうやって通勤されていますか?

私は3年ほどランニングで通勤を続けています。ランニングで通勤することの良さについて書きたいと思います。

 

1.健康になる

 私はランニングで通勤することによって、体の調子が良くなることを実感しました。例えば、食欲が増し、便通がとても良くなりました。私は給食を三人前ほどなら余裕で食べるぐらい食いしん坊なのですが、ランニングを続けているおかげで太ることがありません。仕事を体調不良で休んだことは、今のところ一度もありません。

 

2.通勤中のトラブルに巻き込まれる確率が低い

 自転車、バイク、車で通勤する場合、事故に遭ってしまう危険性が高いです。一方、ランニングの場合は、交通事故に遭う確率は0ではないですが、比較的低いです。

 

3.遅刻しなくなる

 電車では乗り遅れると遅刻になってしまいます。ランニング通勤の場合、もし寝坊したとしても、ランニングで間に合う時間にいつも起きているので、その時はほかの手段、自転車やバイクを使うことによって間に合う可能性が高くなります。

 

4.通勤中、登校中の子どもとコミュニケーションがとれる

 走っていると、子供たちが後ろからついて来たり、信号待ちの時に話しかけてきたりしてくれます。その時に子どもとの距離を少し縮めることができます。

 

5.体がシャキっとする

 ランニングをすることによって、脳が目覚め、一日の良いスタートを切ることができます。

 

小学校教員は、ジャージで仕事することが多く、ランニングで通勤しても違和感があまりなく、ランニング通勤しやすいと言えます。

 

皆さんもランニング通勤を試してみませんか?

それではみなさん、明日もがんばりましょーう!

 

特定の子だけ発言しがちな授業を、教室の子どもすべてを巻き込む授業に変えるテクニック

こんにちは!小学校教員の直樹です。

 

 授業をしていると、特定の子だけが手を挙げるようになってしまうことってありますよね。それは、子供が悪いのでしょうか。いいえ、それは授業の仕方に問題があるといっていいでしょう。

 では、なぜそのような授業になってしまうのでしょうか。理由はいろいろ考えられますが、主な原因として指名や発問の仕方に問題がある場合が多いです。これを少し変えるだけで子どもの反応は大きく変わります。

 

交流の時間をはさむ

「これ、分かる人~?」

この聞き方では、本当に分かる賢い子だけしか手を挙げません。手を上げない子たちは、「あの子が答えてくれるから自分は手を上げなくてもいいや」と考えるようになってしまいます。

このようにならないためにすることは、

・紙に自分の考えを書かせる

・書かせたことを隣の人やグループで交流させる。

・交流したことを発表させる。

という手順を取ると、自分の答えに自信を持つことができ、発表する意欲につながります。

 

指名の仕方にバリエーションを加える。

・バラバラ指名

順番に指名するのではなく、不規則に指名することで次に当てられるかもしれない緊張感を生むことができます。

・予告指名

「次、〇〇さん当てるからね」と言っておくことによって、準備をすることができます。

・列指名

列全体で指名し、順番に意見を言っていきます。前に行ったことと同じでも大丈夫です。自信がない子でも、前の意見を真似できるので安心して答えることができます。

 

以上、私が思う、子供の発言率が上がる効果的なテクニックでした。

少しずつ本格的に授業が始まっていく時期ですね。それでは皆さん頑張っていきましょーう!

子どもと信頼関係を気づくための褒め方、しかり方

こんにちは!小学校教員の直樹です。

 

教師にとって、「褒め方」「しかり方」の技術を磨くことは、とても大切ですよね。簡単なようで、一回間違えた「褒め方」「しかり方」をしてしまうと子どもとの信頼関係を壊してしまうことにつながりかねません。私が気を付けていることについて書きたいと思います。

 

褒める準備をしよう

前年度に担当してもらっていた先生からの引継ぎで、「〇〇が大変で」「〇〇がだめった」という、マイナスなことばかりを聞くのではなく、「どのような実践をすればうまくいったのか」を聞くようにしましょう。その子が好きなものや頑張っていることなどについて情報収集しておくのも効果的でしょう。

 

褒めるときに意識すること

1名前を読んで褒める。

2すぐに褒める。

3具体的に褒める。

4増えてほしいことを褒める。

 

などです。

 

また、一筆箋を使って褒めて、児童の連絡帳やノートに貼ると、保護者もそれを見てくれます。ある家庭では、私が書いた一筆箋を冷蔵庫のドアに貼ってくれている家庭もありました。

 

子どもによっては、褒められるのが苦手な子もいます。そのような子に対してははっきりと名前を言わずに褒めることもあります。例えば、

「なんとなくそのあたりからいい意見が聞こえてきたな。」

とその子の周りを指さしながら言ってあげるといいと思います。

 

叱るときのポイント

脳には、「人間脳」と「動物脳」があるといわれています。

「人間脳」は前頭前野の部分で、考えをコントロールする部分だそうです。

「動物脳」脳幹・偏桃体と呼ばれる部分で本能、感情を感じる部分だそうです。

 

動物脳が活発に働いているときは論理的にものを考えることはできません。叱るときは、動物脳を刺激するのではなく、人間脳にアプローチできるように心がけましょう。

叱るとき、怖い先生を演じてきつく怒ってしまうと子どもの動物脳を刺激してしまいます。諭すことを意識して、「どうしてそうなったのか」「どうしたら解決かいけつするのか」を一緒にかんがえてあげましょう。

 

私も、自閉症傾向のある子どもをきつく怒ってしまったことがあり、その子との関係がそのあとなかなか上手くいかなかったことがあります。一度関係が悪くなってしまうとなかなか修復することができません。その時、しかり方はとても重要であることを痛感しました。

 

以上、私なりの褒めるとき・叱るときのポイントでした。

この土日、しっかり休んで来週からの新学期頑張りましょーう!

教師の仕事が「お役所仕事」にならないために。

こんにちは!小学校教員の直樹です。

 

 教員の仕事って、実際は子供と関わる時間と同じぐらい、もしくはそれ以上に雑務が多いですよね。特にこの時期は、教育委員会に提出しなければならない書類など、デスクワークの時間が多くなりがちです。

 

 今日私は「個別の教育支援計画」を作っていました。書類を作る仕事が多いとしんどいですよね。校務系のデータ管理システム上での入力の仕方が分かりにくかったりして、なかなか作業が進まずイライラしてしまうことも多いです。

 そんな時先輩教員からこんなアドバイスをいただきました。

「このような書類作成の仕事では、適当な言葉を使ってしまいがちだよね。適当ではなく、適切な言葉を使うようにしよう。」

 書類作成も私たちの立派な仕事です。そこに使う言葉の選び方にも気を付けようということです。

 

 ただ、私たち教員が仕事で一番エネルギーを使うべきところは、やはり子どもとの関わりであると私は思います。そのためには、書類作成などの仕事を正確にテキパキとこなし、教材研究や児童と向き合う時間をとれるようにならなければいけないと思いました。

 

 それでは、今週一週間お疲れ様でした!来週からの新しいクラス、楽しみですね。頑張りましょーう!

 

 

大人にとっての入学式、子どもにとっての入学式

こんにちは!小学校教員のなおきです。

 

 今日、特別支援学級児童だけで、入学式会場の下見がありました。その中には、新しい環境に対して不安を感じて泣いてしまう子もいました。「入学式を迎える」とは子どもにとってどのようなものなのか考えさせられました。

 

 大人にとって、入学式はただの学校行事の一つでしかありません。しかし、こどもにっての入学式とは人生の一大イベントであり、まだ見たことのない世界に飛び込んでいくとても勇気のいることなのです。それが楽しみと思える子もいれば、強い不安を感じてしまう子も中にはいます。だから入学式に来れただけでも、とてもすごいことなのです。先生たちはその不安を感じている子の気持ちに寄り添ってあげ、いっぱい褒めてあげましょう。

 

明日が入学式の学校の先生は、一人一人の人生の一大イベントに関わっているという気持ちで、明日は頑張りましょう!

 

歌にのせて自己紹介♪

こんにちは!小学校教員のなおきです。

 

始業式の初め、先生の自己紹介をしますよね。新しいクラスで緊張しているとき、だれでもできる簡単に緊張をほぐす方法について書きたいと思います。

まず、自己紹介の時、黒板に自分の名前を書きます。

 

先生「私の名前は〇〇先生です。先生が〇〇(苗字)と言ったら、皆さんは『先生!』と返してください。練習しますね。」

先生「〇〇!」

こども「先生!」

先生「〇〇!」

こども「先生!」

 

(「幸せなら手をたたこう」メロディーに乗せて)

先生 「わったしーのなーまえは〇〇」

こども「先生!」

先生 「わったしーのなーまえは〇〇」

こども「先生!」

先生 「こーのかーおだーよみーんなーもおーぼえーてねー、わったしーのなーまえーは〇〇」

こども「先生!」

 

先生「よくできましたね。次はさらに、~ね。の後に、『へい!』と言ってください。」

 

(「アルプスいちまんじゃくのメロディーにのせて」)

先生「わーたーしーのーなーまーえーはー〇〇」

こども「せーんーせい」

先生「べーんーきょうーいーしょーにーがーんーばーろーねー」

こども「へい!」

先生「〇〇」

こども「せーんーせい」

先生「〇〇」

こども「せーんーせい」

先生「こーれからーいーちーねーんーがんばろねー」

こども「へい!」

 

よくできました!

 

というような感じです。ポイントは、恥ずかしがらずに全力でやることです。(笑)

楽しそうな雰囲気だけでなく、一体感が生まれます。

ただ、盛り上げすぎて、うるさくなってしまうことには注意が必要です。楽しむことときっちりすることのメリハリをつけましょう。

 

それでは、入学式に向けて頑張っていきましょうー!