百葉箱

教育に関する記事を書きます。日々奮闘する教員の皆様を全力で応援します。

特定の子だけ発言しがちな授業を、教室の子どもすべてを巻き込む授業に変えるテクニック

こんにちは!小学校教員の直樹です。

 

 授業をしていると、特定の子だけが手を挙げるようになってしまうことってありますよね。それは、子供が悪いのでしょうか。いいえ、それは授業の仕方に問題があるといっていいでしょう。

 では、なぜそのような授業になってしまうのでしょうか。理由はいろいろ考えられますが、主な原因として指名や発問の仕方に問題がある場合が多いです。これを少し変えるだけで子どもの反応は大きく変わります。

 

交流の時間をはさむ

「これ、分かる人~?」

この聞き方では、本当に分かる賢い子だけしか手を挙げません。手を上げない子たちは、「あの子が答えてくれるから自分は手を上げなくてもいいや」と考えるようになってしまいます。

このようにならないためにすることは、

・紙に自分の考えを書かせる

・書かせたことを隣の人やグループで交流させる。

・交流したことを発表させる。

という手順を取ると、自分の答えに自信を持つことができ、発表する意欲につながります。

 

指名の仕方にバリエーションを加える。

・バラバラ指名

順番に指名するのではなく、不規則に指名することで次に当てられるかもしれない緊張感を生むことができます。

・予告指名

「次、〇〇さん当てるからね」と言っておくことによって、準備をすることができます。

・列指名

列全体で指名し、順番に意見を言っていきます。前に行ったことと同じでも大丈夫です。自信がない子でも、前の意見を真似できるので安心して答えることができます。

 

以上、私が思う、子供の発言率が上がる効果的なテクニックでした。

少しずつ本格的に授業が始まっていく時期ですね。それでは皆さん頑張っていきましょーう!