百葉箱

教育に関する記事を書きます。日々奮闘する教員の皆様を全力で応援します。

子どもと信頼関係を気づくための褒め方、しかり方

こんにちは!小学校教員の直樹です。

 

教師にとって、「褒め方」「しかり方」の技術を磨くことは、とても大切ですよね。簡単なようで、一回間違えた「褒め方」「しかり方」をしてしまうと子どもとの信頼関係を壊してしまうことにつながりかねません。私が気を付けていることについて書きたいと思います。

 

褒める準備をしよう

前年度に担当してもらっていた先生からの引継ぎで、「〇〇が大変で」「〇〇がだめった」という、マイナスなことばかりを聞くのではなく、「どのような実践をすればうまくいったのか」を聞くようにしましょう。その子が好きなものや頑張っていることなどについて情報収集しておくのも効果的でしょう。

 

褒めるときに意識すること

1名前を読んで褒める。

2すぐに褒める。

3具体的に褒める。

4増えてほしいことを褒める。

 

などです。

 

また、一筆箋を使って褒めて、児童の連絡帳やノートに貼ると、保護者もそれを見てくれます。ある家庭では、私が書いた一筆箋を冷蔵庫のドアに貼ってくれている家庭もありました。

 

子どもによっては、褒められるのが苦手な子もいます。そのような子に対してははっきりと名前を言わずに褒めることもあります。例えば、

「なんとなくそのあたりからいい意見が聞こえてきたな。」

とその子の周りを指さしながら言ってあげるといいと思います。

 

叱るときのポイント

脳には、「人間脳」と「動物脳」があるといわれています。

「人間脳」は前頭前野の部分で、考えをコントロールする部分だそうです。

「動物脳」脳幹・偏桃体と呼ばれる部分で本能、感情を感じる部分だそうです。

 

動物脳が活発に働いているときは論理的にものを考えることはできません。叱るときは、動物脳を刺激するのではなく、人間脳にアプローチできるように心がけましょう。

叱るとき、怖い先生を演じてきつく怒ってしまうと子どもの動物脳を刺激してしまいます。諭すことを意識して、「どうしてそうなったのか」「どうしたら解決かいけつするのか」を一緒にかんがえてあげましょう。

 

私も、自閉症傾向のある子どもをきつく怒ってしまったことがあり、その子との関係がそのあとなかなか上手くいかなかったことがあります。一度関係が悪くなってしまうとなかなか修復することができません。その時、しかり方はとても重要であることを痛感しました。

 

以上、私なりの褒めるとき・叱るときのポイントでした。

この土日、しっかり休んで来週からの新学期頑張りましょーう!